日本橋コワーキングスペース準備室の横山です。
今日は、元祖佃煮を生みだしたといわれる日本橋鮒佐を紹介したいと思います。
ご存知のように、佃煮は関東のもので、関西の方は苦手な方も多いのではないかと思います。
創業者の佐吉は、1862年(文久2年)第13代将軍徳川家茂公の時代のある日、釣りをするため、舟を出した所、悪天候にあい佃島に漂着しました。
この佃島、今の月島から徒歩で行けるところにあります。
そこで佐吉は、地元の漁師が雑魚を塩煮にしているのにヒントを得て、小魚を醤油で煮込み売り出したそうです。
この時の醤油煮が現在の“佃煮”の原型を創ったと云われています。
当初は高価な品物として上流階級の人達のみに親しまれておりましたが、日清・日露戦争で保存性の高い佃煮が戦時食として注目され、大衆化したそうです。
漂流という事故をビジネスチャンスに変えた佐吉は、まさに江戸時代の起業家といえるでしょう。
みなさんが、起業という荒波を乗り越え、ビジネスチャンスをつかめるよう日本橋コワーキングスペースもお手伝いしてゆきたいと思います。
http://www.ganso-tsukudani.com/
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