収支計画書とは

計算

今回は、新しく始める事業の収支を予測する収支計画書についてご説明します。

収支計画書の意義

一言でいえば、収支計画書は、売上から、仕入、経費、税金を差し引いた将来の利益を数値化することを目的としています。起業する人にとって、自分の事業が将来的にどれくらいの利益を生み出すのか、果たして採算がとれるかどうかを把握するための指針となります。融資を受ける際の判断の基準ともなりますので、根拠のある現実的な数値を算定できることが理想です。借入と返済を組み込んで詳細なシミュレーションをすることも可能です。

収支計画書と損益計算書の違い

決算書のひとつに損益計算書というものがありますが、これは前年または前月までの収益と費用との差額から利益を計算したものです。収支計画書もそれとよく似た形式のものすが、これは過去の実績を示した表ではなく、1年~3年後または5年後までの未来の利益の計画を示した書類です。まずは1カ月単位での収支の予定を立てましょう。

収支計画書の注意点

最初に売上高の予測を行いますが、このとき、売上高を多く見積り過ぎることのないように注意しましょう。事業が軌道に乗るまでに時間のかかるケースもたくさんあります。自分が提供する商品やサービスの金額設定や、単価と売上個数、または回転数などの関係も考慮します。次いで、必要となる経費の過小評価に注意しましょう。毎月かかる諸費用はそれぞれの事業内容で様々ですが、起業前には想定していなかった出費が後から見つかることも多く、可能な限りすべての経費を事前に認識できるよう一覧にしておきましょう。さらに、費用は、固定費と変動費にわけて考えます。開業時には開業にかかる諸費用の検討も必要です。利益からは税金もひかれます。

収支計画書の見方

当たり前と思われるかもしれませんが、望ましい収支計画書の形とは、時が経つにつれ売上高が伸びていき、利益も上がっていくというようなものです。コストを削減することも重要ですが、売上と比例するように上がっていく費用もありますので、無理なカットはできないものです。他の人に対して説得力のある収支計画書には客観性と具体性が不可欠であり、あくまで計画書なので自由度はありますが、実現可能かどうかもポイントとなります。

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