事業計画を考える:競合(ライバル)の分析

こぶしを合わせる

競争のない未開拓市場、いわゆる「ブルー・オーシャン」なら不要かもしれませんが、残念ながらそんな市場はそうそうありません。自社の優位性を保つためにも、競合の分析は必要であり避けて通ることはできません。

差別化できる要素は何か?

競合分析をするということは、自社と比較してその優位性を見つけることが目的ですので自社の強みと弱みをきちんと把握していないといけません。その分析は、自社寄りではなく客観的な立場でないと意味がないこともおわかりだと思います。その手法もたくさんありますが、SWOT分析もそのひとつです。SWOT分析とは、事業の「強み」(Strength)と「弱み」(Weakness)、「機会」(Opportunity)と「脅威」(Threat)を明確にすることで、戦略立案に役立てる手法です。このような手法で自社の分析ができてはじめて競合の分析に着手できます。自社と類似した商品・サービスを提供している会社と同じ目線にたって、SWOT分析してみるといいでしょう。分析のために、自分がライバル企業の顧客になれる場合はやりやすいかもしれません。ですが、そうでない場合でも、最近のインターネットの発展で、何かしらの情報にはたどり着くと思われます。そして最も大事なことは、競合と比較して差別化できる要素を見つけることです。提供する価格なのか、質なのか?どこだと勝負できるのかを明確にしなければなりませんし、顧客向けにはその要素をシンプルに伝えることができなければ駄目だということを、ぜひ覚えておいてください。

競合分析に終わりはない

ビジネスは生き物でありますので、状況は刻一刻と変化していきます。あなたがこうしてプランを練っている間に、全く同じような企業が誕生することだってありえます。ですから、競合分析は一度して終わりと言うわけでは無く、継続して実施していかなければなりません。ただ勘違いしてほしくないことは、競合に勝つことだけが目的ではないということです。自身がライバル視する企業に、紙一重で勝っても利益が薄ければ何の意味もありません。あくまでも、自分の狙い通りに自社商品・サービスが、マーケットに受け入れられ、そして収益を上げ続けることこそが目的です。マーケットの成長、成熟のためには、時として、競合会社と手を結ぶケースも無いとは言えません。

私たちコンサルティングの立場から一言言わせてもらえれば、競合分析が俯瞰の目でできている企業はきわめて少ないです。どうしても、思い入れや思い込みなどが入ってしまいますので当然と言えば当然です。だからこそ、時として厳しい意見を言わせてもらうことになりますが、それは皆さんがしっかりと他社との差別化ができ、どこにも負けないであろう付加価値を創出してほしいという一心なのです。

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