欠損金とは

赤字

欠損金とは、税務処理上での言い方であり一般的には赤字の事です。

この欠損金は、確定申告の時に青色申告をしていると、前年度の赤字を繰り越して本年度の法人税を安く済ませることが出来ます。

具体例を見てみよう

例えば、1年目に50の赤字が出たとします。
2年目に150の黒字になりました。
繰り越し欠損金制度を利用しない場合150からの法人税になる為、60の税金を納めなければなりません。
繰り越し欠損金制度を利用する場合には2年目の150の黒字から1年目の50の赤字を差し引いた100からの計算になるので40の税金を納めるに止める事が出来ます。

近年の税率改正で資本金が1億円以上の大法人の繰り越し出来る欠損金は平成27年度に65%、平成29年度に50%となりそれ以外の中小企業は変わらず全額繰り越す事が出来ます。

繰り越し欠損金について考える

繰り越し欠損金制度を利用する事は、事業者にとっては必要な配慮だとは言えますが、成長を阻害してしまう要因の一つにもなりかねないという懸念もあります。

最近のニュースでパナマ文書の公開で報じられているタックスヘイブンでのペーパーカンパニーを通す事で税金逃れをしている企業もあり、税制度もまだまだ改善点が沢山あるように思う事も多々あります。

まとめ

税金を納める事は国民の義務ではありますが、私達は税金を納める為に働いている訳ではありません。
実際中間納税で貯蓄の殆んどを税金で持っていかれると嘆いている事業者さんもおられるなかで、政治資金の私的流用等目も当てられないようなニュースが流れる度に溜息をつきたくなってしまいます。

私達が必死に働いても出来てしまった赤字を、上手く欠損金として繰り越してくれるのはありがたい事ですが、それでも税金を納めなければならない現実は変わりません。
税金を使う側には是非税金を納めたくなるような政治をしてもらいたいものです。

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