資本金とは

お金

今回は起業する際、必要となってくる資本金について、様々な視点からご説明いたします。

資本金は出資者の払い込んだお金の合計

個人事業主には「元入金」という概念がありますが、法人として登記する際には「資本金」が必要となります。資本金とは、本来は会社の設立に際して出資者が払い込んだお金(出資時の金額)を示すもので、会社設立やその後に必要となる諸費用など、主に設備資金や運転資金に使われるお金です。決算における貸借対照表では、純資産の部の項目に計上されています。

株式会社における資本金の役割

現在、日本で設立できる4種類の会社のうち、最も一般的なのは株式会社です。株式会社であれば、第三者である株主に出資者になってもらい資金を調達することができます。ただ、その場合、出資金額の多い株主はそれだけ多く議決権を持つことになりますので、経営の方向性について注意が必要です。ご自身が発起人(創業者)で、その自由裁量のもとで会社の意思決定を行いたいのであれば、自分の出資割合を少なくとも50%超、より安全な対策としては67%以上(資本金の2/3以上)にした方がよいでしょう。

資本金は返済義務のない資金

また、株式会社にとっての資本金とは、基本的に返済義務のない資金です。株主は、その後の会社の営業活動を通じて得られた利益の分配や、値上がりした株式の売却による利益の獲得を目指して出資することになるので、その点も事前にきちんと説明しておかなければ、急に返済を要求されてトラブルになる可能性もあります。

資本金は利害菅家を考えた上で決めましょう

一方で、個人事業主からの法人成りなどの場合には、すべての資本金を発起人の自己資金でまかなう場合も多いものです。つまり、発起人が全株式を保有し、社長も同一人物である場合です。会社の経営を自由に行いたいのであれば、最も安全なケースといえます。半面、自分以外の出資者等を関与させることでビジネスに広がりが出たり、または資金不足でどうしても他者からの出資が必要であったりする場合もありますので、ご自身の状況に合わせた慎重な検討が重要となります。

資本金は変更可能

会社設立後、資本金は増資することもでき、また、会社債権者を守るための手続きに従えば、減資することも可能です。しかし、資本金額を出資時の金額から増減させなければいけないわけでもないため、その時の会社内容を必ずしも反映しているとは限りませんが、一般には事業規模の参考値とされることが多いものです。

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